カゴや吊り治具を使って亜鉛浴槽に浸漬する溶融亜鉛めっきは、はめ合いを必要とするなどの表面の均一性が求められる製品には不向きとされてきました。
しかし、鉄被膜工業所では独自の技術によりその欠点を克服。膜厚が均一で平滑なめっき面を得られるようになり、比較的精度を必要とされる製品においても溶融亜鉛めっきを可能にしました。亜鉛溜りのできやすい複雑な形状の部品やボルト・ナットなどは、膜厚を均一にすることで溶融亜鉛めっきの耐久性と美しい外観の両方を実現することができます。
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1971年に横浜市旭区にて鉄製品の黒染加工を主とする会社として創業し、同年に溶融亜鉛めっきを開始して以降、さまざまな製品を加工してまいりました。現在に至っても常に新しい技術の研究開発は積極的に行っており、めっき加工業界の常識を変えることを目標としております。
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2020年にJISマーク表示認定を受けました。協力会社のみなさまにおかれましても安心して弊社にご依頼いただけます。
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作業工程ごとに全数目視で検査することで、不良品を早期発見し、効率よく良品を造る体制を整えています。職人の最年長はこの道26年の大ベテラン。技術を継承しつづけることで鉄被膜工業所のお客様との信頼を築き続けてまいります。
溶融亜鉛めっき加工のデメリットでもある
「タレ」や「溜まり」を解決してめっき表面を平滑にする
溶けた亜鉛に鋼材を浸して被膜を形成させる性質上、端部や袋状の形状などに多量の亜鉛が付着してしまいます。この「タレ」や「溜まり」と呼ばれる現象が主な問題として挙げられていましたが、鉄被膜工業所の技術「DKN処理®」によって、ネジや網目のある細かな製品も美しくめっきすることができます。さらに鎖のような溶融亜鉛めっき加工では固まりやすいものも、可動性を損ねることなくめっきできます。
素材 | 鉄 |
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膜厚 | 30~77μm以上 |
ロット数 | 1個から量産まで対応可能(ご相談ください) |
製品サイズ | 2300×700×700以内(DKN処理®の場合、300×300×100以内) |
加工精度 | ±10μm※あくまでDKN処理®をした場合の目安となる数字です |